ansibleの脆弱性情報(Moderate: CVE-2018-16837)



こちらでは主にOSSの脆弱性を取り上げていきます。10/23/2018にansibleの脆弱性情報(Moderate: CVE-2018-16837)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

こちらでは主にOSSの脆弱性を取り上げていきます。10/23/2018にansibleの脆弱性情報(Moderate: CVE-2018-16837)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

  • CVE-2018-16837

    Moderate

    • SuSE
      • CVSS v3 Base Score: 7.8
      • Vector: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
    • Red Hat Customer Potal
      • CVSS v3 Base Score: 7.8
      • Vector: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
    • NVD

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=CVE-2018-16837
    • “User”モジュールでの情報漏えいの可能性
    • 重要度 – Moderate
    • Ansibleの”User”モジュールで、ssh-keygenに渡されたパラメータが漏洩するという問題が見つかりました。これにより、ssh-keygenにパラメータとして渡された資格情報が漏洩する可能性が有ります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

セキュリティ系連載案内


セミナー情報 1

2018年10月22日から10月25日のCSS(Computer Security Symposium)2018で、「OSSセキュリティ技術ワークショップ(OWS) 2018特別セッション」 と題しまして、OSSセキュリティ技術の会後援で特別セッションを開催します。

https://www.iwsec.org/ows/2018/index.htmlにプログラム内容と一般論文申し込みの詳細を載せていきますので、是非御確認下さい(ページは更新中です)。


セミナー情報 2

2018/11/05 19:00に、「2018年秋のBPFまつり」と題しまして、OSSセキュリティ技術の会 第四回勉強会を行います。

今回のテーマはBPF(Berkeley Packet Filter)になります。

https://secureoss-sig.connpass.com/event/103763/がプログラム内容と申し込みの詳細になります。奮ってご参加下さい。

セミナー情報 3

2018/11/14 17:00に、「NGINX MeetUp Tokyo #1」を行います。

今回はNGINX .conf 2018 現地参加者より最新情報を共有させて頂きます。

https://nginx-mj.connpass.com/event/103617/がプログラム内容と申し込みの詳細になります。奮ってご参加下さい。

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