Ansibleの脆弱性(Important: CVE-2021-3583)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

09/22/2021にAnsibleの脆弱性(Important: CVE-2021-3583)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

CVE番号 影響するバージョン 一次情報源 Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-3583 Bug 1968412 (CVE-2021-3583) - CVE-2021-3583 ansible: Template Injection through yaml multi-line strings with ansible facts used in template.

Red Hat: 6.6 Important

Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:N

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-3583
    • コマンドインジェクション攻撃の可能性
    • ansibleに、ユーザのコントローラに対するテンプレートインジェクションの問題が見つかりました。この問題はユーザがテンプレートとして複数行のYAML文字列に適用しようとする際にFactに特別なテンプレートの文字列を使用していない場合に、テンプレートで使用されるFactによって発生する可能性があります。この問題により攻撃者はコマンドインジェクション攻撃を仕掛けることができる可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


セキュリティ系連載案内

日々のメモを更新しています。

セキュリティ関係で気になったニュースの備忘録を兼ねたメモを更新しています。個別で情報出せるようになる前の簡単な情報・リンクなんかも載せていきます。

セミナー情報1

2021/09/13 18:30から、OSSセキュリティ技術の会 第九回勉強会を行います。

7/30にリリースされたKeycloak 15で、FAPI(Financial-Grade API)、CIBA(Client Initiated Backchannel Authentication)に対応しました(Certificateはまだですが...)。またDevice Flowにも対応しています。これを記念し、KeycloakのFAPI,CIBAの主要開発者もお招きして、「KeycloakのFAPI CIBA 対応記念の巻」と題して勉強会を行います。

Connpassのこちらがプログラム内容と申し込みの詳細になります。奮ってご参加下さい。

セミナー情報2

コンピュータセキュリティシンポジウム(CSS)2021併設のワークショップ、 OSSセキュリティ技術ワークショップ(OWS) 2021の企画講演セッション及び、 一般論文セッションの発表募集をさせていただきます。

今年もオンラインでの開催となり、OWSトラックの一般論文セッションの論文募集(申込締め切り: 2021年08月02日(月))と企画セッションを行いますので,ご投稿とご参加よろしくお願いいたします。

https://www.iwsec.org/ows/2021/


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