ClamAVの複数の脆弱性(CVE-2017-16932, CVE-2018-0360, CVE-2018-0361)




07/09/2018にClamAV 0.100.1のリリースと、複数の脆弱性情報(CVE-2017-16932, CVE-2018-0360, CVE-2018-0361)が公開されました。今回はこれらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

07/09/2018にClamAV 0.100.1のリリースと、複数の脆弱性情報(CVE-2017-16932, CVE-2018-0360, CVE-2018-0361)が公開されました。今回はこれらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

CVE-2017-16932Windows Only!!

  • libxml2の脆弱性(Windowsのみ)

  • CVSS:7.5 HIGH

  • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

  • 2.9.5以前のlibxml2のparser.cではパラメータ設定による無限ループを防げませんでした。

  • CVE-2018-0360
  • 整数オーバーフローの可能性

  • ClamAV 0.100.1より前のバージョンでは細工されたHangulワードプロフェッサーファイルにより無限ループに陥ることで整数オーバーフローが引き起こされる可能性が有ります。この問題はlibclamav/hwp.c中のparsehwp3_paragraph()関数に存在します。

  • CVE-2018-0361
  • PDFオブジェクト長チェックの欠陥

  • ClamAV 0.100.1より前のバージョンではPDFオブジェクト長のチェックに欠陥が有りました。これにより小さいファイルでもパースする際に不必要に長い時間がかかっていました。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

セキュリティ系連載案内


セミナー情報 1

2018年10月22日から10月25日のCSS(Computer Security Symposium)2018で、「OSSセキュリティ技術ワークショップ(OWS) 2018特別セッション」 と題しまして、OSSセキュリティ技術の会後援で特別セッションを開催します。

https://www.iwsec.org/ows/2018/index.htmlにプログラム内容と一般論文申し込みの詳細を載せていきますので、是非御確認下さい(ページは更新中です)。

セミナー情報 2

2018年8月6日に「OSSセキュリティ技術の会 座談会(第一回)」を開催します。OSSセキュリティ技術の会では、講演形式の勉強会シリーズを行っていますが、今回は新たな試みとして座談会形式の会合を行います。

https://secureoss-sig.connpass.com/event/92782/にプログラム内容と申し込みの詳細を載せていますので、是非御参加下さい。

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