containerdの脆弱性(Moderate: CVE-2021-41103)と新バージョン(v1.4.11, v1.5.7)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

10/04/2021にcontainerdの脆弱性(Moderate: CVE-2021-41103)と新バージョン(v1.4.11, v1.5.7)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

CVE番号 影響するバージョン 一次情報源 Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-41103 containerd <1.4.11,1.5.7 Insufficiently restricted permissions on container root and plugin directories

Vendor: 5.9 Moderate

CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-41103
    • containerの不十分なパーミッション制限
    • containerdで、containerのrootディレクトリといくつかのプラグインが十分に制限されたパーミッションを持っていないため、非特権のLinuxユーザがディレクトリトラバーサルを実行してプログラムを実行することが出来るというバグが見つかりました。コンテナが実行可能なプログラムを拡張パーミッションビット(setuidで設定されている)を持っている場合に、非特権のLinuxユーザはそれらのプログラムを実行することが出来ます。非特権のホストのLinuxユーザのUIDがコンテナ内のファイルオーナーやグループと衝突した場合に、ホスト上の非特権のユーザは該当ファイルに対して検索/読み込み/変更が出来ます。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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