corosyncの脆弱性 ( CVE-2018-1084 )
こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。
04/12に、corosyncに関しての脆弱性情報 ( CVE-2018-1084 )が出ていました。遅くなりましたが、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。
Priority
Important
修正方法
各ディストリビューションの情報を確認してください。
CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)
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整数オーバーフローの脆弱性
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重要度 - Important
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2.4.4以前のcorosyncには、exec/totemcrypto.cに整数オーバーフローの脆弱性があります。
主なディストリビューションの対応方法
詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください
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debian
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Red Hat Enterprise Linux/CentOS
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Ubuntu
https://people.canonical.com/~ubuntu-security/cve/2018/CVE-2018-1084.html
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openSUSE
各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。
[参考]
セキュリティ系連載案内
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OSSセキュリティ技術の会による日経Linuxでの連載「IoT時代の最新SELinux入門」がITPro上で読めるようになりました。技術の会代表で第一人者である中村さん等による、最新のSELinuxの情報やコマンド類等も更新されているのでお薦めです。
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OSSセキュリティ技術の会によるThinkITでの連載「開発者のためのセキュリティ実践講座」がThinkIT上で開始しました。技術の会の中の人間で、最新の代表的なOSSセキュリティ技術を紹介していきます。
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OSSセキュリティ技術の会により、ThinkITでLinuxSecuritySummit 2017のレポートが紹介されています。
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OSSセキュリティ技術の会の面により、@ITで「OSS脆弱性ウォッチ」が連載されています。
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