eximの脆弱性情報(Critical: CVE-2019-16928)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

09/25/2019にeximの脆弱性情報(CVE-2019-16928)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


(2019/10/01: Red Hatの情報を追加しました。)




Priority

CVE番号 影響するバージョン Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2019-16928 4.92 <= exim <= 4.92.2

Red Hat: Critical

Red Hat: CVSS 9.8 CRITICAL/CVSS Vector: CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2019-16928
    • ローカル又はリモート攻撃者によるroot権限でのプログラム実行
    • 影響範囲:4.92.2以下の全てのバージョン
    • eximのstring.c中のstring_vformatにヒープベースバッファーオーバーフローの問題が見つかりました。現在知られているエクスプロイトでは、並外れて長いEHLO文字列を使うことによってEximプロセスがメッセージを受け取った際にプロセスをクラッシュさせるためにこれを使用しています。オペレーションモードでEximは特権を既に落としていますが、その他のパスでこの脆弱性にリーチするものが存在する可能性が有ります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、サービスの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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また、(ゲリラ的にOSSセキュリティ技術の会の所属としてですが)先日サンディエゴで開催されましたLinux Security Summit 2019の情報共有も行う予定です。

プログラム内容と申し込みの詳細につきましては、https://sios.connpass.com/event/148268/をご覧下さい。

皆様の申込みをお待ちしております。


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