FreeRADIUSの脆弱性情報(Moderate: CVE-2019-11234, Important: CVE-2019-11235)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

04/10/2019にFreeRADIUSの脆弱性情報(Moderate: CVE-2019-11234, Important: CVE-2019-11235)が公開されていました。今回はこれらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

  • CVE-2019-11234

    Medium

    • SuSE
      • CVSS v3 Base Score: 6.8 Moderate
      • Vector: AV:A/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
    • Red Hat Customer Potal
      • CVSS v3 Base Score: 5
      • Vector: CVSS:3.0/AV:A/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L
    • NVD
  • CVE-2019-11235

    High

    • SuSE
      • CVSS v3 Base Score: 8.1
      • Vector: AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
    • Red Hat Customer Potal
      • CVSS v3 Base Score: 7.3
      • Vector: CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:L/A:H
    • NVD

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)



対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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