Linux Kernelの脆弱性情報(FragmentSmack: CVE-2018-5391)



08/15/2018にLinux Kernelの脆弱性情報(FragmentSmack: CVE-2018-5391)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。(関連:SegmentSmack)


こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

08/14/2018にLinux Kernelの脆弱性情報(FragmentSmack: CVE-2018-5391)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

関連:
複数のTCPサービス実装の脆弱性情報(Linux: (SegmentSmack : CVE-2018-5390) , FreeBSD: CVE-2018-6922 )



Priority

Important

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

緩和方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-5391
    • リモートからのDoSの可能性
    • 重要度 – Important
    • Linux KernelでIPv4とIPv6パケットのフラグメント組み立ての扱いに関してFragmentSmackと呼ばれる脆弱性が見つかりました。リモートの攻撃者は特別に細工されたパケットを送ることで、極端にフラグメント再構成アルゴリズムの計算と時間がかかるようにしてCPUを飽和させ、システムにDoSを引き起こす事が出来る可能性が有ります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

セキュリティ系連載案内


セミナー情報

2018年10月22日から10月25日のCSS(Computer Security Symposium)2018で、「OSSセキュリティ技術ワークショップ(OWS) 2018特別セッション」 と題しまして、OSSセキュリティ技術の会後援で特別セッションを開催します。

https://www.iwsec.org/ows/2018/index.htmlにプログラム内容と一般論文申し込みの詳細を載せていきますので、是非御確認下さい(ページは更新中です)。

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