Linux Kernelの脆弱性情報(CVE-2018-17182)



こちらでは主にOSSの脆弱性を取り上げていきます。09/19/2018にLinux Kernelの脆弱性情報(CVE-2018-17182)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

こちらでは主にOSSの脆弱性を取り上げていきます。09/19/2018にLinux Kernelの脆弱性情報(CVE-2018-17182)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




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修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://www.openwall.com/lists/oss-security/2018/09/18/4
    • リモートからのDoSの可能性
    • 4.18.8までのLinux Kernelに問題が見つかりました。mm/vmacache.c中のvmacache_flush_all()関数がシーケンス番号のオーバーフローをうまく取り扱っていませんでした。攻撃者はこれを利用して、幾つかのスレッドの生成・map・unmap・invalidationなど異なる操作を行うことで、use-after-free(更に権限昇格)を引き起こす事が出来る可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteやKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、peacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


セミナー情報 1

2018年10月22日から10月25日のCSS(Computer Security Symposium)2018で、「OSSセキュリティ技術ワークショップ(OWS) 2018特別セッション」 と題しまして、OSSセキュリティ技術の会後援で特別セッションを開催します。

https://www.iwsec.org/ows/2018/index.htmlにプログラム内容と一般論文申し込みの詳細を載せていきますので、是非御確認下さい(ページは更新中です)。


セミナー情報 2

2018年10月04日に、「OSSの長期利用とメンテナンス 」と題しまして、やまね氏によるセミナーが開催されます。

https://sios.connpass.com/event/100751/にプログラム内容と申し込みページがありますので、是非御確認下さい。

セキュリティ系連載案内

OSSに関するお困りごとは サイオス OSSよろず相談室まで

サイオスOSSよろず相談室 では、OSSを利用する中で発生する問題に対し、長年培ってきた技術力・サポート力をもって企業のOSS活用を強力に支援します。Red Hat Enterprise Linux のほか、CentOS をご利用されている環境でのサポートも提供いたします。

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