Linux Kernelの脆弱性情報(CVE-2020-8428)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

01/28/2020にLinux Kernelの脆弱性情報(CVE-2020-8428)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


[過去の関連リンク]

Linux Kernelの脆弱性情報(CVE-2020-7053)

Linux Kernelの脆弱性情報(CVE-2019-18282)

Linux Kernelの脆弱性情報(CVE-2019-19332)

Linux Kernelの複数の脆弱性情報(CVE-2019-19965, CVE=2019-19966, CVE-2019-20054, CVE-2019-20095, CVE-2019-20096)

Linux Kernelの脆弱性情報(CVE-2019-19947)

Cisco TalosによるLinux Kernelの脆弱性情報(CVE-2019-5108)

Linux Kernelの権限昇格の脆弱性情報(CVE-2019-19241)

Linux Kernelの複数の脆弱性情報(CVE-2019-19813, CVE-2019-19814, CVE-2019-19815, CVE-2019-19816)

Linux Kernelの複数の脆弱性情報(CVE-2019-19767, CVE-2019-19768, CVE-2019-19769, CVE-2019-19770)

Linux Kernelの複数の脆弱性情報(CVE-2019-19767, CVE-2019-19768, CVE-2019-19769, CVE-2019-19770)

Linux Kernelの脆弱性情報(CVE-2019-19807)


Priority

CVE番号 影響するバージョン 一次情報源 Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2020-8428 Linux Kernel < 5.5 MLIST:[oss-security] 20200129 Re: Linux kernel: user-triggerable read-after-free crash or 1-bit infoleak oracle in open(2)

SuSE: 6.1 MEDIUM

SuSE: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2020-8428
    • read-after-free又は1bitの情報漏えいの可能性
    • 5.5より前のLinux Kernelで、fs/namei.c中にmay_create_in_sticky()のuse-after-free問題があり、ローカルのユーザがDoS(OOPS)を引き起こしたり、カーネルメモリ中から情報を取得することが出来る可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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Sambaの脆弱性情報(CVE-2019-14902, CVE-2019-14907, CVE-2019-19344 )と修正バージョン(4.11.5, 4.10.12, 4.9.18)

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