Linux Kernelの脆弱性情報(CVE-2020-8647, CVE-2020-8648, CVE-2020-8649)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

02/06/2020にLinux Kernelの脆弱性情報(CVE-2020-8647, CVE-2020-8648, CVE-2020-8649)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


Priority

CVE番号影響するバージョン一次情報源PriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2020-8647Linux Kernel < 5.5.2 https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=206359
CVE-2020-8648Linux Kernel < 5.5.2 https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=206361
CVE-2020-8649Linux Kernel < 5.5.2 https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=206357

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


セキュリティ系連載案内

セミナー情報1

2/26(水) 19:00から21:00で、恵比寿のRed Hat様(会場)にてOSSセキュリティ技術の会 第八回勉強会「KeycloakとmidPointの2000万パワーズの巻(仮)」を開催致します。

今回は、KeycloakやmidPointをテーマとし、さらに、Red Hat系のディープな技術者が集まるカンファレンスであるdevconf.czが1月末に開催され、最新のコンテナセキュリティからKeycloakまでセキュリティに関するトピックも扱われました。devconf.czに参加・講演して得られた情報の共有もいたします。

プログラム内容と申し込みの詳細につきましては、こちら(connpass)を御確認下さい。


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