Linux Kernelの脆弱性情報(CVE-2020-1749)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

03/04/2020にLinux Kernelの脆弱性情報(CVE-2020-1749)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


Priority

CVE番号影響するバージョン一次情報源PriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2020-1749Linux Kernel < 5.5.2 https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1809833

RedHat: 7.5 Moderate

SuSE: 7.5 Important

RedHat: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N

SuSE: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2020-1749
    • 幾つかのipv6プロトコルがipsecトンネル内で暗号化されない可能性
    • いくつかのIPSec中のネットワーク・プロトコル、例えばVXLANやGENEVEトンネル over IPv6の実装に問題が見つかりました。暗号化されたトンネルが2つのホスト間に生成された際に、Kernelは暗号化されたリンク内のトンネル化されたデータをを正常にルーティングせず、暗号化されていないデータを送信する可能性があります。これにより2つのエンドポイント間でMITM攻撃を行われた際にデータが傍受される可能性が有ります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


セキュリティ系連載案内


タイトルとURLをコピーしました