Linux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2021-23133)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

04/13/2021にLinux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2021-23133)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

CVE番号 影響するバージョン 一次情報源 Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-23133 Linux Kernel < 5.11.15 CVE-2021-23133: Linux kernel: race condition in sctp sockets

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-23133
    • ローカルユーザによる特権昇格の可能性
    • 5.11.15までのLinux Kernelでローカルユーザが特権を昇格できる可能性がある脆弱性が見つかりました。

      net/sctp/socket.c中のsctpソケットに競合状態が発生する可能性があり、権限昇格につながる可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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