Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2021-22555)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

07/09/2021にLinux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2021-22555)が公開されました。2.6.19rc1以降が該当する広範囲の脆弱性になり、PoCも出ています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

CVE番号 影響するバージョン 一次情報源 Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-22555 2.6.19-rc1 <= Linux Kernel

https://github.com/google/security-research/security/advisories/GHSA-xxx5-8mvq-3528

Red Hat: 7.8 Important

Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-22555
    • DoS又は権限昇格の可能性
    • 2.6.19-rc1以降の広範囲のLinux Kernelでは、IPT_SO_SET_REPLACE/IP6T_SO_SET_REPLACEの実装に問題がありました。net/netfilter/x_tables.c中のxt_compat_target_from_user()に問題があるためヒープ境界外書き込みが発生し、メモリ破壊によるDoSまたは権限昇格の可能性があります。これはCVE-2016-3134CVE-2016-4997によく似た脆弱性となっています。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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