Linux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2021-3612)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

07/10/2021にLinux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2021-3612)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

CVE番号 影響するバージョン 一次情報源 Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-3612 Linux Kernel < 5.9-rc1

https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1974079

Red Hat: 8.4 Moderate

Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-3612
    • DoS又は権限昇格の可能性
    • Linux KernelのJoystickデバイスサブシステムにioctl JSIOCSBTNMAPをユーザが呼び出すことによる境界外メモリ書き込みの脆弱性が見つかりました。これを利用してローカルのユーザはシステムをクラッシュさせたり権限を昇格させることができる可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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