Linux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2021-43975, CVE-2021-43976 )

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

11/19/2021にLinux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2021-43975, CVE-2021-43976 )が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

CVE番号 影響するバージョン 一次情報源 Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2021-43975 Linux Kernel < 5.15.2

atlantic: Fix OOB read and write in hw_atl_utils_fw_rpc_wait

Red Hat: 7.8 Moderate

Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

CVE-2021-43976 Linux Kernel < 5.15.2

mwifiex_usb: Fix skb_over_panic in mwifiex_usb_recv

Red Hat: 4.6 Moderate

Red Hat: CVSS:3.1/AV:P/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-43975
    • 境界外書き込みの可能性
    • 5.15.2までのLinux Kernelではdrivers/net/ethernet/aquantia/atlantic/hw_atl/hw_atl_utils.c 中のhw_atl_utils_fw_rpc_wait()に問題があり、細工されたデバイスを使用できる攻撃者が境界外書き込みを起こすことができる可能性があります。
  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-43975
    • DoSの可能性
    • 5.15.2までのLinux Kernelではdrivers/net/wireless/marvell/mwifiex/usb.c中のmwifiex_usb_recv()に問題があり、細工されたUSBデバイスに接続できる攻撃者がDoS(skb_over_panic)を引き起こすことができる可能性があります。

対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


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