Linux Kernelのfanotifyでの脆弱性(Moderate: CVE-2022-1998)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

06/10/2022にLinux Kernelのfanotifyで脆弱性(Moderate: CVE-2022-1998)が公開されました。fanotifyはLinuxのAntiVirusでオンアクセススキャンを行う際にAntiVirus側に使用されているものになります。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

CVE番号 影響するバージョン 一次情報源 Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2022-1998

fanotify: Fix stale file descriptor in copy_event_to_user()

Red Hat: 6.4 Moderate

Red Hat: CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-1998
    • Use After Freeの問題
    • Linux Kernelのfanotifyでcopy_event_to_user()に失敗した際に呼び出されるcopy_info_records_to_user()にUse-After-Freeの問題が見つかりました。ローカルユーザはこれを利用してシステムをクラッシュさせたり権限を昇格することができる可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

日々のメモを更新しています。

セキュリティ関係ニュースを更新しています。個別で情報出せるようになる前の簡単な情報・リンクなんかも載せていきます。

セミナー情報1

2022/06/24にこちらのセミナーで「最近の状況を鑑みた脆弱性対策の重要性について」として2022-Q1の脆弱性の情報を入れながら、脆弱性対策についてお話します。ご興味がありましたらぜひご参加下さい。

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