Linux Kernelの脆弱性(CVE-2022-43750)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

10/27/2022にLinux Kernelの脆弱性(CVE-2022-43750)が公開されました。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について纏めます。



[過去の関連リンク]

Linux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2022-41674, CVE-2022-42719, CVE-2022-42720, CVE-2022-42721, CVE-2022-42722)

Linux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2022-3239)

Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2022-2977)

Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2022-2964)

Linux Kernelに複数の脆弱性(CVE-2022-1205 CVE-2022-1247 CVE-2022-1263 CVE-2022-1508 CVE-2022-1974 CVE-2022-1975 CVE-2022-1976 CVE-2022-2153 CVE-2022-2590 CVE-2022-3028 CVE-2022-1729 CVE-2022-2308 CVE-2022-2639 CVE-2022-2663 CVE-2022-3061 CVE-2022-3078 )

Linux Kernelに複数の脆弱性(CVE-2022-0480 CVE-2022-0812 CVE-2022-0850 CVE-2022-0934 CVE-2022-1016 CVE-2022-1043 CVE-2022-1184 CVE-2022-1198 CVE-2022-1199 CVE-2022-1204 CVE-2022-2961)

Linux Kernelの脆弱性(Important: CVE-2022-0400)

Linux Kernelの脆弱性(Moderate: CVE-2022-2959)

Priority

CVE番号 影響するバージョン 一次情報源 Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2022-43750

https://github.com/torvalds/linux/commit/a659daf63d16aa883be42f3f34ff84235c302198

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-43750
    • メモリ破損の問題
    • 5.19.15/6.0.1より前のLinux Kernelに問題が見つかりました。usbmonのdrivers/usb/mon/mon_bin.cに問題があり、ユーザ空間のクライアントがモニタの内部メモリを破損することができる可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

日々のメモを更新しています。

セキュリティ関係ニュースを更新しています。個別で情報出せるようになる前の簡単な情報・リンクなんかも載せていきます。

セミナー情報

2022/11/01 16:30-18:00 にJAPANSecuritySummit Update Liveセションで「オープンソースの脆弱性とサプライチェーンのリスクを考える」を行います。

こちらが内容と参加申し込みの詳細になります。奮ってご参加下さい。

セミナー情報

今年も情報処理学会のCSS2022(有償)中でOWS2022を開催致します。

■開催期間 2022年10月24日(月) ~ 2022年10月27日(木)

■会場 熊本城ホールとオンライン(ZOOM)のハイブリッド開催

主催 一般社団法人 情報処理学会 コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)

共催 一般社団法人 情報処理学会 セキュリティ心理学とトラスト研究会(SPT)

合同開催

OWS2022では、企画講演セッションの他に、招待講演として「タイトル:オープンソースソフトウェアをより安全にするための取組み」と題してLinux Foundationの方に講演いただきます。

他にもOSSのセキュリティに関する講演や論文発表が目白押しです。奮ってご参加ください。

参加費はこちら(OWSだけでなくCSS全てに参加することができます。

参加登録はこちら

前へ

nginxの脆弱性情報(CVE-2022-3638)

次へ

Oracle Javaの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory - Oct 2022)