Kubernetes(kubectl)の脆弱性情報(Medium: CVE-2019-11251)と新バージョン(v1.16.0 / 1.15.4 / 1.14.7/ 1.13.11)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

02/04/2020にKubernetes(kubectl)の脆弱性情報(Meduim: CVE-2019-11251)と新バージョン(v1.16.0 / 1.15.4 / 1.14.7/ 1.13.11)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

CVE番号 影響するバージョン Priority CVSS Score / CVSS Vector
CVE-2019-11251 v1.13.10, v1.14.6, v1.15.3

Vendor: Medium

RedHat: Medium

Red Hat: 5.3MEDIUM: CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:H/A:N

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2019-11251
    • "kubectl cp"による不正なファイルコピーの可能性
    • これはCVE-2019-1002101CVE-2019-11246によく似た脆弱性となっています。

      "kubectl cp"で2つのシンボリックリンクを組み合わせることで宛先のディレクトリ外にファイルをコピーする事ができます。これにより攻撃者が不正なファイルを配置できる可能性があります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。

また、サービスの再起動が発生する場合には、pacemakerなどOSSのクラスタ製品やLifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。


セキュリティ系連載案内

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今回は、KeycloakやmidPointをテーマとし、さらに、Red Hat系のディープな技術者が集まるカンファレンスであるdevconf.czが1月末に開催され、最新のコンテナセキュリティからKeycloakまでセキュリティに関するトピックも扱われました。devconf.czに参加・講演して得られた情報の共有もいたします。

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