OpenDMARCの脆弱性情報(Critical: CVE-2019-16378)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

09/17/2019にOpenDMARCの脆弱性情報(Critical: CVE-2019-16378)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

[過去の関連リンク(最新5件)]



Priority

CVE番号影響するバージョンPriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2019-163781.3.2まで/1.4.0-Beta1まで

NVD: Critical

NVD: CVSS 9.8 CRITICAL/ AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2019-16378
    • スプーフィングによる認証回避の可能性
    • OpenDMARCの1.3.2/1.4.0-Beta1までのバージョンでは、複数のFrom:addressによる認証回避が出来る可能性があり、これによりドメイン名がe-mailメッセージの送信元に関連していると判断するアプリケーションに影響を与える可能性が有ります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。


セキュリティ系連載案内

セミナー情報1

2019/09/30(月) 19:00-21:00に「OSSセキュリティ技術の会 第六回勉強会(副題:大紅帽八連制覇の巻)」と題しまして、Red Hat Enterprise Linux 8のセキュリティに特化した話をさせて頂きます。

また、先日サンディエゴで開催されましたLinux Security Summit 2019の情報共有も行う予定です。

プログラム内容と申し込みの詳細につきましては、https://secureoss-sig.connpass.com/event/145125/をご覧下さい。

皆様の申込みをお待ちしております。


セミナー情報2

Red Hat Enterprise Linux 8 が発表され、今後のクラウドネイティブアプリケーションの基盤としてなくてはならないOSになると言われています。この重要なRHEL8を技術的に深堀りして、得た知見を共有するための場を用意したいと考え、「令和初のRHELを技術的に深堀りしましょう」としてイベントを行います。

前半はビジネス向けのTipsセミナーを行い、後半はネットワーキングとより深堀りしたディープな技術セッションを飲みながら会話をしながらお楽しみ頂けたらと考えております。

今後、このイベントはオープンにコミュニティーとして運用を行う予定です。 ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

こちらから申し込みが可能です。今後、このイベントはオープンにコミュニティーとして運用を行う予定です。 ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

セミナー情報3

コンピュータセキュリティシンポジウム2019(長崎)が2019年10月21日(月) ~ 10月24日(木)で開催されます。

こちらですが、OSSセキュリティ技術の会も後援になっており、オープンソースソフトウェア(OSS)セキュリティ技術トラック(略称:OWSトラック) も用意しております。


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