OpenSSHの脆弱性(CVE-2017-15906) — | サイオスOSS | サイオステクノロジー

OpenSSHの脆弱性(CVE-2017-15906)

10/24/2017にOpenSSHの脆弱性情報(CVE-2017-15906)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

10/24/2017にOpenSSHの脆弱性情報(CVE-2017-15906)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

Moderate

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-15906
    • 攻撃者によるゼロ長のファイル作成の可能性
    • 重要度 – Moderate
    • OpenSSH 7.6以前ではsftp-server.c中のprocess_open()関数でRead-Onlyモードでも書き込み操作をきちんと排除しておらず、攻撃者がゼロ長のファイルを作成することが可能です。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。

Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』
参考にして下さい。

[参考]

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-15906

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