phpMyadminの脆弱性情報(PMASA-2020-5 : CVE-2020-26934, PMASA-2020-6 : CVE-2020-26935)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

10/11/2020にphpMyadminの脆弱性情報(PMASA-2020-5 : CVE-2020-26934, PMASA-2020-6 : CVE-2020-26935)が公開されています。今回はこれらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



Priority

CVE番号影響するバージョンPriorityCVSS Score / CVSS Vector
CVE-2020-269344.9.x < 4.9.6, 5.0.x < 5.0.3

Vendor: Moderate

CVE-2020-269354.9.x < 4.9.6, 5.0.x < 5.0.3

Vendor: Moderate

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2020-26934
    • 変換機能に関するXSS
    • 攻撃者が変換機能を用いてXSS攻撃を起こすことが出来る脆弱性が発見されました。

      攻撃者が細工されたリンクを悪意のあるJavaScriptとともに被害者に流した場合、被害者がリンクをクリックすると、JavaScriptが攻撃者の意図したとおりに実行される可能性があります。

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2020-26935
    • SearchControllerのSQLインジェクション脆弱性
    • phpMyAdminが検索機能のSQL文を処理する際にSQLインジェクションが見つかりました。攻撃者はコレを用いてクエリに悪意のあるSQLを挿入することが可能になります。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。


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