Podmanの脆弱性情報(Moderate: CVE-2019-10152)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

07/30/2019にPodmanの脆弱性情報(Moderate: CVE-2019-10152)が公開されています。今回はこれらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

[過去の関連リンク(最新5件)]



Priority

  • CVE-2019-10152

    • SuSE
    • Red Hat Customer Potal
      • CVSS v3 Base Score: 7.5 (Moderate)
      • Vector: CVSS:3.0/AV:L/AC:H/PR:L/UI:R/S:C/C:H/I:H/A:H
    • NVD

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2019-10152
    • パストラバーサルの脆弱性
    • 重要度 – Moderate
    • podmanにコンテナ内のシンボリックリンクを扱う際のパストラバーサルの問題が見つかりました。脆弱な既存のコンテナを持つ攻撃者はこれを利用してホストファイルシステム上の任意のファイルの読み込み/書き込みが可能です。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。


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