Pythonのurllibの脆弱性情報(CVE-2020-8492)

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

01/30/2019にPythonのurllibの脆弱性情報(CVE-2020-8492)が公開されています。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



CVSS/プライオリティ

CVE番号影響するバージョンリファレンスPriorityCVSS3 Base ScoreCVSS3 Basic Metrics
CVE-2020-8492 Python 2.7.17/3.5.9/3.6.10/3.7.6/3.8.1までのurllib

https://python-security.readthedocs.io/vuln/urllib-basic-auth-regex.html

SuSE: Moderate

Vendor: 5.0

SuSE: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:H

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2020-8492
    • DoSの脆弱性
    • 該当のバージョンのPythonでは、urllib.requestモジュールのAbstractBasicAuthHandlerクラスが、非効率的な正規表現(壊滅的なバックトラッキング)を使用します。攻撃者はこれを悪用してサービス不能(DoS)を引き起こすことができます。

主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat SatelliteKatello、Spacewalk等を使うと管理が便利でしょう。


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