tomcatに情報漏えいの脆弱性( CVE-2016-8747 ) — | サイオスOSS | サイオステクノロジー

tomcatに情報漏えいの脆弱性( CVE-2016-8747 )

3/14に、Tomcatに関しての脆弱性情報 ( CVE-2016-8747 )が出ています。今回は、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。

3/14に、Tomcatに関しての脆弱性情報 ( CVE-2016-8747 )が出ています。今回は、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。


Priority

Important

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • CVE-2016-8747
    • セッションIDや応答などの情報漏えいの可能性

    • 重要度 – Important

    • Tomcatの8.5.7 – 8.5.9 と 9.0.0.M11 – 9.0.0.M15のreverse-proxy設定に情報漏えいの問題が見つかりました。Http11InputBuffer.javaがリモート攻撃者の他のリクエストからデータをreadすることを許可することにより、情報が漏洩する可能性が有ります。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。

Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』
参考にして下さい。

また、アプリケーションの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品LifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

Apache Tomcat 8.x vulnerabilities

Apache Tomcat 9.x vulnerabilities

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